住宅コラム
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子どもが生まれて現在住んでいるアパートが手狭に感じられるようになったり、これから子どもたちが伸び伸びと健やかに育つためのマイホームを建てたいと考えたりして、家づくりをスタートする方はとても多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしは毎日が驚きと喜びの連続ですが、同時に、おもちゃの片付けが追いつかなかったり、家事と育児の両立で毎日ヘトヘトになってしまったりといった、リアルな悩みが尽きないのも現実です。
実は、こうした子育て期における日々のストレスや負担の多くは、注文住宅の間取りを工夫することで劇的に軽減できます。間取りひとつで、毎日の家事の時間が短縮されて子どもと向き合う時間が増えたり、子どもが自然とお片付けを覚えるようになったりするものです。
本記事では、これまで数多くの地域密着の家づくりをお手伝いし、施主様の暮らしに寄り添ってきた夢工房ワリタが、子育てしやすい間取りの重要ポイントを徹底的に解説します。競リアルな生活動線の工夫から、平屋と2階建てそれぞれの特徴、よくある失敗例、そして子どもが成長した未来まで見据えた間取りの考え方までを網羅しました。家族みんなが笑顔で、ゆとりを持って暮らせる最高の住まいを一緒に考えていきましょう。
具体的な間取りのアイデアを見ていく前に、なぜ子育てに特化した間取りを設計することが重要なのか、その理由を3つのメリットから紐解いてみましょう。
まず1つ目のメリットは、家事時間を劇的に短縮し、子どもと触れ合う時間を増やせる点です。子育て期は、洗濯物の量が何倍にも増え、毎日の食事の準備や片付けにも想像以上の時間がかかります。料理や洗濯、掃除を行うための家事動線がコンパクトにまとまった間取りにすることで、毎日の家事時間を1日あたり30分から1時間ほど短縮することも可能になります。その生み出されたゆとりの時間を使って、子どもと一緒に絵本を読んだり、今日学校や幼稚園であったことをゆっくり話したりする、かけがえのない時間を確保できるようになります。
2つ目のメリットは、子どもの自立や良い習慣化を自然に促せる点です。早く片付けなさい、早く手を洗いなさいと毎日子どもを怒ってしまうのは、もしかしたら子どもにとって片付けにくく、動きにくい間取りになっているからかもしれません。子どもの毎日の動きに合わせた動線上に、適切な高さや位置の収納を配置してあげることで、おもちゃの片付けや帰宅後の手洗い、上着の着替えなどが自然と習慣化し、子どもの自立心を無理なく育むことができます。
3つ目のメリットは、家族のコミュニケーションが自然に生まれる点です。リビングの配置や階段の位置、家族が共有するスペースのつくり方を工夫することで、家族が自然と顔を合わせる機会が増えます。子どもがまだ小さくて可愛い時期だけでなく、やがて迎える思春期になっても、家族が孤立せずにお互いの気配を感じ合える、温かい家族関係を保つための土台を、間取りの力で築くことができます。
子育て世代に圧倒的な人気を誇るのが、リビングやダイニング全体を見渡せる対面キッチンやオープンキッチンです。料理を作ったり洗い物をしたりしながら、リビングで遊ぶ赤ちゃんの様子や、ダイニングテーブルで宿題をしている子どもの姿を常に見守ることができるため、調理中でもお互いに安心感があります。
さらに一歩進んだ工夫として、キッチンの通路幅を一般的なサイズよりも少し広めの100センチメートルから120センチメートル程度に確保しておく設計がおすすめです。こうすることで、子どもが少し大きくなったときに、一緒におやつ作りやお皿洗いを手伝うというシチュエーションでも、大人と子どもがぶつかることなく、安全かつ快適に作業を楽しむことができます。
LDKの一角に、3帖から6帖ほどの和室や、少し床を高くした小上がりの畳コーナーを設けるプランは非常におすすめです。乳児期には、毎日のおむつ替えスペースや、お昼寝の場所として大活躍します。フローリングに比べて畳は柔らかいため、赤ちゃんがゴロゴロ転がったり、ハイハイをしていて少し転んだりしても安心というメリットがあります。幼児期から学童期にかけては、散らかりがちなおもちゃのプレイスペースとして重宝し、リビング全体が物で溢れるのを防げます。将来的には、子どもが突然熱を出したときの看病スペースや、遠方から両親が泊まりに来たときの客間としてもマルチに使えます。リビングとの間を引き戸で仕切れるようにしておけば、状況に応じて独立した空間に変化させられるためさらに便利です。
外から元気に帰ってきた子どもは、手が泥だらけだったり、服に公園の砂がたくさんついていたりするものです。そこで、玄関からリビングへ入る前に、すべての身支度や手洗いが完結する、ただいま動線と呼ばれる間取りが大きな注目を集めています。具体的な理想の流れとしては、玄関を入ってすぐにシューズクロークへ進み、ベビーカーや外遊びのおもちゃを収納します。続いてそのまま隣接するファミリークローゼットへ移動して、上着や学校のカバンを置き、さらにその先にある洗面台で手洗いとうがいを済ませてから、ようやくリビングに入るという一連のルートです。
この動線が確立されていれば、リビングのソファや床にカバンやコートが脱ぎ散らかされるのを防ぎ、外からのウイルスや汚れを生活空間に持ち込まない、清潔で整理整頓された暮らしが自然と実現します。
子育て期において、最も重労働になる家事のひとつが日々の洗濯です。脱衣所、洗濯機のある場所、外の物干し場、そして衣類をしまうクローゼットがそれぞれバラバラの階や位置にあると、重い洗濯物を持って家の中を何往復も移動しなければならず、毎日の大きな負担になります。そこでおすすめなのが、脱衣、洗濯、室内干し、そして簡単なアイロンがけや収納までを1つの空間にまとめたランドリールームや家事室の設置です。共働きで夜間に洗濯をすることが多いご家庭でも、天候や時間を気にせず室内に干しっぱなしにでき、乾いたらその場で畳んで、すぐ隣のファミリークローゼットに収納するという最短のルートが作れます。この動線が、忙しいママやパパの家事の負担を大幅に軽減してくれます。
家族全員が長い時間を過ごすリビングは、どうしても多くの物で溢れがちになります。子どもの細々としたおもちゃをはじめ、学校から配られる大事なプリント類、文房具、絵本、リビングで使う日用品など、すっきりと片付けるのは至難の業です。そこで、リビングの壁面やテレビボードの裏手などに、1坪程度でも構わないので、何でもまとめて仕舞える大型の共有収納であるリビングポケットを作っておくことを強くおすすめします。
これがあれば、急な来客予定が入ったときでも、散らかったおもちゃや小物をサッとその中に運び込んで扉を閉めるだけで、生活感のない洗練されたリビングを簡単にキープすることができます。
一戸建ての2階建て住宅を検討する場合、玄関を入ってすぐの場所に階段があり、リビングを通らずに直接2階の子供部屋に行けるような間取りは、子育ての視点からはあまりおすすめできません。代わりに、必ず家族が集まるリビングを通ってから2階に上がるリビング階段、あるいはファミリー階段と呼ばれる設計がとても人気を集めています。この間取りにしておくことで、子どもが成長して中学生や高校生になり、難しい思春期を迎えた時期であっても、毎日必ずいってきますやただいまの挨拶を交わすことになります。親が子どもの日々の表情や、ちょっとした体調の変化にいち早く気づきやすくなるという、教育面やコミュニケーション面での大きなメリットがあります。
家を新築する段階では、子どもがまだ赤ちゃんで小さかったり、将来的に子どもがもう一人増える予定があったりする場合、最初から個室を細かく壁で区切って部屋を作ってしまうのは大きなリスクを伴います。そこでおすすめなのが、最初は1つの大きな洋室として広々と使い、子どもが自分の個室を欲しがるようになる小学校高学年から中学生くらいのタイミングで、後から間仕切り壁を新設したり、背の高い収納家具をレイアウトしたりして、2つの部屋に分割できる可変性のある子供部屋です。この設計にしておけば、子どもたちが将来進学や就職で家を巣立った後は、再び間仕切りを取り払うことで、1つの大きな趣味の部屋や、夫婦のためのセカンドリビングとして広々と有効活用することが可能になります。
明るく開放的な子育て空間を作るために、リビングや子供部屋にできるだけ大きな窓をたくさん設置することを推奨しがちです。しかし、実はここに子育て間取りの大きな盲点が隠されています。
部屋の明るさを確保するために窓の数を増やしたり、窓のサイズを極端に大きくしたりすると、その分だけ部屋の壁の面積、つまり壁面が少なくなってしまいます。壁面が少ないということは、家具を壁際に配置できる場所が減ってしまうことを意味します。本来であれば子どものおもちゃ箱や絵本棚、学習机、ランドセルラックなどを置きたいと思っていた場所に窓があると、それらの家具を置くスペースがなくなってしまい、部屋全体のレイアウトに酷く困ることになります。
特に、成長とともに荷物が爆発的に増えていく子育て期においては、十分な壁面面積を確保し、どこにどのような収納棚をレイアウトするかを初期の段階から計算しておくことが極めて重要です。明るい採光を確保しつつも、必要な収納家具をしっかりと配置できるよう、壁面と窓のバランスをプロの設計士と綿密に話し合いながら決定していくことが、住み始めてからの後悔を防ぐ鍵となります。
マイホームの計画を進める上で、平屋にするか2階建てにするかは、家族のライフスタイルを左右する大きな分岐点となります。それぞれの子育てにおけるメリットと注意すべき点を、分かりやすく整理して比較してみましょう。
まず、平屋のようなワンフロアの住まいで子どもを育てる場合、家の中に階段がないため、幼児期の小さな子どもが階段から転落するような心配が一切なく、非常に安全に暮らせるという最大のメリットがあります。また、同じワンフロアにすべての部屋が配置されているため、キッチンやリビングにいても別の部屋にいる子どもの気配を感じやすく、見守りがしやすい環境が整います。さらに、毎日の重い洗濯物を持って1階と2階のベランダを往復するような、身体的な負担が全くない点も大きな魅力です。一方で、平屋を建てるためには、ある程度の広さを持った敷地が必要になる点や、家族全員の距離が近い分、子どもが大きくなったときに家族間のプライバシーを確保しづらい場合があるという注意点もあります。敷地に十分なゆとりがあり、子どもが小さいうちの安全性や、将来夫婦2人きりになった老後の暮らしやすさまで長期的に見据えたいご家庭に向いています。
一方で、2階建ての住宅で子どもを育てる場合は、都会の限られた敷地面積であっても、十分な広さのLDKや家族それぞれの個室をしっかりと確保しやすいのが最大の魅力です。また、1階を家族みんなが集まるパブリックな空間、2階を寝室や子供部屋などのプライベートな空間として、生活のメリハリをきっちりと分けられるというメリットもあります。ただし注意点として、どうしても家の中に階段の上り下りが発生するため、子どもが小さな幼児期の間は、階段の手前にベビーゲートを設置するなどの徹底した安全対策が必須となります。また、子どもが2階の自分の部屋に引きこもりがちになってしまい、家族の会話が減ってしまうというリスクも考えられます。この問題については、先ほどご紹介したリビング階段の設計を取り入れることで上手に解決できますので、限られた土地を有効に活用しながら、家族のプライバシーも大切にしていきたいというご家庭にぴったりです。
注文住宅を建てた後の後悔で意外と多いのが、子育て真っ盛りの今の視点だけで家を設計してしまい、数年後に暮らしにくくなってしまったというケースです。ここでは、先輩パパやママたちのリアルな失敗例とその具体的な対策をご紹介します。
最初の失敗例は、子供部屋を豪華で立派にしすぎてしまい、リビングに家族が集まらなくなったというケースです。それぞれの子供部屋を6帖以上の広さにして、テレビの配線や個別のエアコン、クローゼットまで完璧に揃えてあげた結果、子どもが中学生や高校生になってから、自分の部屋にこもりきりになってしまい、リビングに全く顔を出さなくなってしまったという後悔の声が多く聞かれます。この失敗を防ぐための対策としては、子供部屋はあえて狭く、リビングをどこよりも広く居心地良くするという鉄則を意識することです。子供部屋の広さは4.5帖から5帖程度にとどめ、基本的には寝ることと勉強することだけに特化した割り切った空間にします。その分、リビングの快適性を高めることで、子どもが自然と自分の部屋ではなく、家族のいるリビングに集まって過ごすような環境を作ることができます。
次の失敗例は、コンセントの位置や数が圧倒的に足りず、部屋の中にコードが溢れて危険な状態になったケースです。毎日の調理家電をはじめ、夫婦のスマートフォン、子どものゲーム機のおもちゃ、学校で使用するタブレット学習端末など、現代の子育て期においては想像以上に多くの電気機器を使用します。設計段階でコンセントの数を十分に確保していなかったために、部屋の中でタコ足配線にしたり、長い延長コードを床に這わせたりすることになり、小さな子どもが足を引っ掛けて転倒しそうになるという危険な状況が生まれがちです。対策として、キッチン周りはもちろんのこと、ダイニングテーブルのすぐ近くや、リビングのスタディコーナーの周辺には、これでもかというくらい多めにコンセントを配置し、あらかじめ機器の充電専用スペースを間取りの中に組み込んでおくのがベストな方法です。
最後の失敗例は、子どもの成長を願ってリビングに作ったスタディスペースが、数年後に物置化してしまうケースです。リビングの一角にオシャレな造作のスタディカウンターを設置したけれど、子どもが中学生や高校生になると、自分の部屋や図書館、塾の自習室などで勉強するようになり、リビングのカウンターは単なる学校のプリントや日用品の荷物置き場になってしまったという失敗です。この対策としては、カウンターを固定式で設計する場合でも、子どもが使わなくなった将来には、パパやママのリモートワークスペース、あるいは趣味の読書やミシン掛けのスペースとして無理なく転用できるよう、あらかじめパソコンが置ける十分な奥行きと、大人が座っても落ち着ける静かな位置にレイアウトしておくことが大切です。
マイホームで子育てしやすい家を意識するあまり、絶対に忘れてはならない重要な事実があります。それは、子どもが子どもでいる期間、つまり親と一緒に家の中で密に過ごす期間は、長い人生において意外と短いということです。実際に、子どもが成長して自分の個室を必要とするようになるのは10歳前後からであり、高校や大学を卒業して就職などで家を出ていく22歳前後までの、わずか12年間ほどに過ぎません。家全体の寿命が50年以上、あるいはそれ以降も続いていくことを考えれば、子育てに付きっきりの期間は実はほんの一瞬のことなのです。
そのため、私たち夢工房ワリタでは、子育て真っ盛りの今この瞬間が最高に使いやすくて家事がラクであることと、やがて子どもが立派に巣立っていった後に、夫婦2人だけで静かで快適に、そして安全に暮らせることの両立を目指した家づくりをご提案しています。
例えば、子どもが生まれてからの最初の1年から5年間の乳幼児期には、徹底した安全性と家事ラク動線をフルに活用して毎日の育児負担を減らします。続いて、子どもが学校に通う5年から15年間の学童期や思春期には、リビング階段や適度な個室の広さによって、家族のコミュニケーションと個人のプライバシーをバランスよく保ちます。そして、家を建ててから20年後以降になり、子どもたちが独立した後の老後には、かつての子供部屋の間仕切りを払って広い空間に戻し、夫婦のセカンドリビングにしたり、1階だけのワンフロアだけで毎日のすべての生活が完結できたりするような、構造的な工夫をあらかじめ施しておきます。
このように、家族のライフステージの変化に合わせて、住まいの形を柔軟に変化させることができる可変性を持たせることこそが、本当の意味で長きにわたって子育てがしやすく、家族全員の人生に優しく寄り添い続ける住宅となります。
家族みんなにとって本当に子育てしやすい間取りをつくるためには、単にインターネットで流行している最新のトレンド設備や便利な間取りの形をそのまま取り入れるだけでは不十分です。大切なのは、自分たち家族が毎日どのようなタイムスケジュールで動き、どのような瞬間に不便やストレスを感じているのか、そのリアルな暮らしの現実を丁寧に洗い出すことです。平屋が良いのか2階建てが良いのか、自分たちの限られた予算や敷地の条件だと、どのような家事動線や収納計画がベストなのだろうかといった、尽きない疑問や理想の数々を、ぜひ私たち夢工房ワリタにお聞かせください。
夢工房ワリタでは、この地域の気候風土や暮らしやすさを知り尽くした高い施工技術と、お客様一人ひとりのライフスタイルや家族への想いにどこまでも寄り添う丁寧なヒアリングを通じて、毎日の家事動線や育児動線を徹底的に考え抜いたオンリーワンのプランをご提案いたします。
毎日仕事に育児に忙しいパパやママの心がふっと軽くなり、子どもの健やかな成長を家族みんなで温かく見守りながら、たくさんの思い出を刻んでいける家。そんな世界にひとつだけの特別な住まいを、私たちと一緒にカタチにしてみませんか。
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